最近、配信オーディション企画『No No Girls』からデビューしたガールズグループ「Hana」にすっかりハマっています。そしてこの企画をプロデュースした、まだ20代のちゃんみなの凄まじいプロ意識にも、心から感服しています。

この番組では、ちゃんみなやボイストレーナーのりょんりょん先生が放つ金言の数々が登場します。分野こそ違えど、「プロ」として仕事をする自分の胸にもグサグサ刺さりまくりです。

自分の備忘録も兼ねて、印象的だった言葉をいくつかピックアップしてみました。 (皆様もぜひ『No No Girls』と『Hana』をチェックしてみてください!)

🎙️ 「ステージの上で言い訳をしていいアーティストは誰もいません。」

「何がまずいかって、ステージの上で泣いてるあなたの甘えがまずい。これは自分のことしか考えていないということ。ステージの上で言い訳をしていいアーティストは誰もいません。」
— りょんりょん先生(『No No Girls』Ep.02)

仕事として引き受けた以上、「技術内容が分かりませんでした」「訳語が見つかりませんでした」「時間が足りなくて納期に間に合いませんでした」は、言い訳にはなりません。

分からないことがあっても、最大限調べて、自分の持てる力の100%を出し切る。それがプロ。

(もちろん、明らかに納期に間に合わなそうな場合は、事前に相談するのがプロの責任。……最近、納期調整ばかりお願いしていて申し訳ありません。ブログ書いてる場合じゃないですね、ごめんなさい。)

🎤 「一歩でも踏み出したら、もうプロ。」

「ステージに上がったときに、一歩でも踏み出したら、もうショーマンなんですよ、一歩でもお客さんが見える位置に入ったら。…ステージに一歩でも踏み出したら、もうプロになってもらう。どこから見られても大丈夫な態度を取ってもらう。これは基本の基です。」
— ちゃんみな(『No No Girls』Ep.11)

翻訳者にとって、「ステージ」とは納品物そのもの。

お客様がそのまま出願に使える品質で翻訳文を仕上げること。これが「一歩踏み出したプロ」としての最低条件だと感じています。

訳注やコメントを翻訳文中にそのまま残す翻訳者もいますが、お客様が削除する手間を思えば、訳注は別文書に分けるべきではないかと思っています。

お金をいただいて「プロ」として仕事をする以上、お客様の目線に立つことが何よりも大切だと改めて思います。