スタッフブログ

特許

【訳語の選択】「積層」は “laminated” でいいのか?

「積層体」「積層構造体」という表現、よく見かけますよね。英訳ではつい laminated body や laminated structure としてしまいがちです。実際、Google Patents で検索するとそれぞ …

【参加レポート】英日・日英翻訳国際会議 IJET-33福岡

2025年5月9日(金)〜11日(日)にかけて開催された第33回 英日・日英翻訳国際会議(IJET-33)@福岡に参加してきました。 主催は日本翻訳者協会(JAT)。年に一度のこのイベントには、毎年国内外から多くの翻訳者 …

「複数の前記X」は “a plurality of instances of the X”?

日本語の特許クレームを英訳していると、独立クレームで単数だった構成要素が、従属クレームでいつの間にか複数形になっている──そんな場面、わりとよくありませんか? そして、「これ、英語でどう訳そう……?」と毎回悩むことに。 …

今日のChat君:ちょっとドヤれたAI翻訳の一幕

生成AIやAI翻訳、ほんとうに進化してますよね。私も日々いろんな業務で使っていますが、イチから翻訳する際には、できる限り使わないようにしています。理由は2つあります。 ① クライアントから許可をもらっていない以上、原稿を …

特許翻訳コンサル?

クライアント様から、特許翻訳者の指導のご依頼をいただき、伺ってきました。アドバイスをまとめてみました。 【特許翻訳の上達のためのアイディア】 ★特許事務所のアドバンテージを活かす: ・可能であれば、発明者との打合せに翻訳 …

【書籍】Landis/Faberの第8版『Faber&Kowalski on Mechanics of Patent Claim Drafting』

米国クレームドラフティングの基本書といえば、Landis氏、Faber氏の『Mechanics of Patent Claim Drafting』が挙げられます。米国クレームをどのように書くべきかを法令・判例に基づき解説 …

MPFについて改めて考える

特許翻訳(特に英訳)をしていると、「『~するための手段』みたいな機能的記載に気をつけろ」という話を聞くと思います。今日は、機能的記載(means plus function=MPF)に出会ったときに特許翻訳者ができること …

[訳語の選択] 一周回って『付勢する』

特許明細書では、特殊な二字熟語がよく使用されていると思います。「付勢」という用語も頻繁に登場します。『特許技術用語集』(日刊工業新聞社)には、「勢いを増加すること。勢いが付されること。to apply energy, t …

【平成28年(ワ)第14868号】「とき」は「同じころ」?「条件として」?

和文(原文)のクレームに「~したとき」と書いてあったとき、どのように訳すか、悩むことはありませんか? 先日受けたセミナーで、「『~のとき』は『when』ではなく『in response to』と訳すと良い」という話を聞い …

[訳語の選択]『A,BおよびCの少なくとも一つ』をどう訳すか

和文のクレームで「装置は、A,BおよびCの少なくとも一つを含む」というような表現をときどき見かけると思います。これをどう訳すか、毎回悩んでしまいます。 和文が意図している範囲は、「Aだけの場合」、「Bだけの場合」、「Cだ …

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