(ついにHSK5級に合格しました!)
最近の外国特許庁による審査では、中国の文献が引例として引用されるケースが非常に多くなってきました。案件によっては、引例の半分以上が中国語の公報ということもあります。
「少しでも原文で読めるようになりたい」
「いつかは中国語で特許翻訳もしてみたい」
そんな思いから、数年前に中国語の勉強を始め、地道に学習を続けてきました。そしてこのたび、ついに HSK5級 に合格しました(221点)!(英検でいうと準2級相当でしょうか)
イチから翻訳ができるレベルにはまだ遠いですが、英訳や日本語訳のついていない中国語の先行文献でも、意味が取れるようになってきた実感があります。
今回は、これまでに使ってきた中国語学習教材・サービスをまとめてご紹介したいと思います。
◆ Duolingo
言わずと知れた語学学習アプリ。私の中国語学習はここから始まりました。可愛いキャラクターに励まされながら、マイペースに継続できるのが魅力です。
このアプリだけで言語を「習得」するのは難しいと感じますが、いろいろな言語を組み合わせて学べるのも面白いところ。最近は、中国語をベースにフランス語とドイツ語も勉強しています。
◆ 近所の中国語教室
マンツーマンクラス、グループクラス、フリートーククラスなどがあり、ネイティブの先生に直接教えてもらえるのが魅力です。
ただし先生の日本語が非常に上手で、授業の半分以上が日本語になってしまうことも。とはいえ、対面で中国人の先生とやりとりできる貴重な場だと思います。
◆ PaoChai(中国語コーチング/日本)
日本人コーチが毎日2~3時間分の学習スケジュールを組み、毎週進捗テストを行うというストイックな学習サービス。音読・シャドーイング・リテンション・瞬間作文などの課題を毎日こなす必要があります。
私は課題の多さにプレッシャーを感じて、一時は不眠症になるほどでしたが……💦
ここで鍛えられた発音は確実に役立っており、時々「発音が中国人みたいですね」と言われることもあります(社交辞令でしょうけど笑)
◆ ハルビン師範大学のオンライン短期留学
人気YouTuber「李姉妹」がプロデュースするオンライン留学プログラムに参加。哈尔滨师范大学の夏季講座で、2週間・毎晩2時間の授業に取り組みました。
毎日の宿題(教材の読み上げ、作文提出など)に加え、オンラインでのハルビン観光や中国文化体験もあり、密度の濃い留学体験でした。
◆ CCレッスン
月額9,900円で、毎日25分のオンライン会話レッスンが受け放題というサービス。中国在住のネイティブ講師が多く、時間帯を問わずすぐに授業が受けられるのが魅力です。
一方で、講師ごとにスタイルや教え方がバラバラなため、ある程度フリートークができるレベルでないと、効果が出にくい印象もありました。
◆ Xiaogua Chinese(豪州・バリ・中国に拠点を置く中国語コーチング会社)
YouTubeのZhiFeiさん&SuQingさんの動画を通じて知った海外の中国語学習サービス。“Comprehensive Input”というスタイルで、自分のレベルより少しだけ難しい中国語の動画や音声教材を大量にインプットします。その内容をもとに、グループや1-on-1での授業が行われ、授業はすべて中国語。生徒のレベルに合わせて調整してくれるため、無理なく負荷をかけられるのが魅力です。
YouTubeやNetflix用の拡張機能「Language Reactor」を使って、知らない単語を拾い出し、単語アプリ「RemNote」に登録してオリジナルの単語帳を作る方法もここで学びました。
ちなみに、オンボーディングやカウンセリングはすべて英語なので、英語の勉強にもなって一石二鳥です(笑)
次の目標はHSK6級!
過去問を見てみると、HSK6級はかなり手強そうです。文法・語彙ともにレベルがグッと上がり、リスニング力だけでなく、読解スピードや作文力も問われます。かなり時間はかかりそうですが、引き続きコツコツ勉強していきたいと思います!