特許
「複数の前記X」は “a plurality of instances of the X”?
2025年5月6日 特許翻訳翻訳者弁理士のつぶやき英語
日本語の特許クレームを英訳していると、独立クレームで単数だった構成要素が、従属クレームでいつの間にか複数形になっている──そんな場面、わりとよくありませんか? そして、「これ、英語でどう訳そう……?」と毎回悩むことに。 …
今日のChat君:ちょっとドヤれたAI翻訳の一幕
2025年4月15日 特許翻訳翻訳者弁理士のつぶやき英語
生成AIやAI翻訳、ほんとうに進化してますよね。私も日々いろんな業務で使っていますが、イチから翻訳する際には、できる限り使わないようにしています。理由は2つあります。 ① クライアントから許可をもらっていない以上、原稿を …
【書籍】Landis/Faberの第8版『Faber&Kowalski on Mechanics of Patent Claim Drafting』
2024年9月30日 特許翻訳翻訳者弁理士のつぶやき英語
米国クレームドラフティングの基本書といえば、Landis氏、Faber氏の『Mechanics of Patent Claim Drafting』が挙げられます。米国クレームをどのように書くべきかを法令・判例に基づき解説 …
MPFについて改めて考える
2021年10月16日 特許翻訳翻訳者弁理士のつぶやき英語
特許翻訳(特に英訳)をしていると、「『~するための手段』みたいな機能的記載に気をつけろ」という話を聞くと思います。今日は、機能的記載(means plus function=MPF)に出会ったときに特許翻訳者ができること …
[訳語の選択] 一周回って『付勢する』
2020年9月30日 特許翻訳翻訳者弁理士のつぶやき英語
特許明細書では、特殊な二字熟語がよく使用されていると思います。「付勢」という用語も頻繁に登場します。『特許技術用語集』(日刊工業新聞社)には、「勢いを増加すること。勢いが付されること。to apply energy, t …
【平成28年(ワ)第14868号】「とき」は「同じころ」?「条件として」?
2020年9月23日 判例特許翻訳翻訳者弁理士のつぶやき英語
和文(原文)のクレームに「~したとき」と書いてあったとき、どのように訳すか、悩むことはありませんか? 先日受けたセミナーで、「『~のとき』は『when』ではなく『in response to』と訳すと良い」という話を聞い …
[訳語の選択]『A,BおよびCの少なくとも一つ』をどう訳すか
2019年11月17日 判例特許翻訳翻訳者弁理士のつぶやき英語
和文のクレームで「装置は、A,BおよびCの少なくとも一つを含む」というような表現をときどき見かけると思います。これをどう訳すか、毎回悩んでしまいます。 和文が意図している範囲は、「Aだけの場合」、「Bだけの場合」、「Cだ …
【平成30年(ネ)10087】翻訳の瑕疵による損害賠償等否定判決
2019年8月28日 判例特許翻訳翻訳者弁理士のつぶやき
大御所のK先生より、翻訳者や翻訳会社にとって重要であると思われる判例を教えて頂きましたので、久々にブログ記事を書いてみました。 東京地裁&知財高裁が、翻訳会社の翻訳の瑕疵等につき損害賠償請求等が認められるか否かを判断した …
PCT協働調査試行プログラム
2019年3月10日 特許翻訳翻訳者弁理士のつぶやき
特許庁の発表によると、2019年4月より、日本語によるPCT国際出願について、PCT協働調査の対象として試行的に受入を開始する、とのことです。 https://www.jpo.go.jp/system/patent/pc …