翻訳者弁理士のつぶやき
[訳語の選択]『A,BおよびCの少なくとも一つ』をどう訳すか
2019年11月17日 判例特許翻訳翻訳者弁理士のつぶやき英語
和文のクレームで「装置は、A,BおよびCの少なくとも一つを含む」というような表現をときどき見かけると思います。これをどう訳すか、毎回悩んでしまいます。 和文が意図している範囲は、「Aだけの場合」、「Bだけの場合」、「Cだ …
【平成30年(ネ)10087】翻訳の瑕疵による損害賠償等否定判決
2019年8月28日 判例特許翻訳翻訳者弁理士のつぶやき
大御所のK先生より、翻訳者や翻訳会社にとって重要であると思われる判例を教えて頂きましたので、久々にブログ記事を書いてみました。 東京地裁&知財高裁が、翻訳会社の翻訳の瑕疵等につき損害賠償請求等が認められるか否かを判断した …
PCT協働調査試行プログラム
2019年3月10日 特許翻訳翻訳者弁理士のつぶやき
特許庁の発表によると、2019年4月より、日本語によるPCT国際出願について、PCT協働調査の対象として試行的に受入を開始する、とのことです。 https://www.jpo.go.jp/system/patent/pc …
[訳語の選択]『並置する』(その1)
2019年2月15日 特許翻訳翻訳者弁理士のつぶやき英語
明細書で「並置する」という用語を見かけました。せっかくなのでブログネタにしてみようと思います。 ある用語を翻訳する場合、単に和英・英和辞書のエントリをそのまま使えばいいのではなく、原語の意味をよく考えた上で、原語の意味内 …
修了試験が終了(基本情報技術者試験)
2019年1月29日 技術系翻訳者弁理士のつぶやき
基本情報技術者試験の午前免除修了試験を受けてきました。情報処理推進機構(IPA)の解答に基づいて自己採点した結果、80問中68問正解(100点満点換算で85点)だったので、マークミスさえしていなければ、合格できたと思いま …
[記事掲載] JTFジャーナル2018年11-12月号
2019年1月27日 特許翻訳翻訳者弁理士のつぶやき
2017年冬~2018年秋の一年間にわたり、「特許機械翻訳研究会」という有志の会に参加させて頂きました。日本翻訳連盟(JTF)の機関誌『日本翻訳ジャーナル』の2018年11-12月号に、その研究成果を掲載して頂きました。 …
[訳語の選択] 作用効果
2019年1月26日 特許翻訳翻訳者弁理士のつぶやき英語
特許の明細書において、「作用効果」という語を見かけることがありますね。これをどう訳すかで悩んでしまうことがあります。 広辞苑(第5版)によると、「作用」「効果」はそれぞれ次のように定義されています。 作用:はたらきを及ぼ …
資格のO原にて
2019年1月25日 技術系日常翻訳者弁理士のつぶやき
技術系の勉強をしたいなぁ、と漠然に考えていたのですが、いまさら化学やバイオの勉強をするために学校に戻るわけにもいかず、そうすると、勉強のシステムが比較的確立していると思われる情報処理系の勉強かなぁ、という結論になり、「資 …
[EP特許] EPにおける発明の単一性
2019年1月24日 特許翻訳翻訳者弁理士のつぶやき
オフィスアクションに対する応答の英訳のお仕事もしております。 EP出願における発明の単一性 (unity of invention)について考える機会がありましたので、調べたことをまとめてみます。 欧州特許条約 (Eur …
[英文ライティング] Chicago Manual of Styleなど
2019年1月23日 日常翻訳翻訳者弁理士のつぶやき英語
お手伝いをしている日本翻訳者協会(JAT)の友人から、Chicago Manual of Style (CMOS)のオンラインサイト上のクイズページを教えてもらいました。なかなか難しくて、トライした結果は80点でした。面 …